超清浄地球化学実験室

CASTEMの中心は地球惑星物質科学に特化した超清浄化学実験室です。本実験室では、微小量試料(~10㎎)を酸によって分解・溶液化し、その溶液を誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)を用いて分析することによって57元素の精密な定量分析を可能にしています。さらに溶液をイオン交換樹脂に導入することによって、同位体分析のための元素分離を行います。現在、B-Li-Sr-Ce-Nd-Os-Pb-Hf各同位体の分析が、表面電離型質量分析計(TIMS)ならびにマルチコレクション誘導結合プラズマ質量分析計(MC-ICP-MS)を用いて行われています。さらにRb-Sr、Sm-Nd, U-Th-Ra、La-Ce、Lu-Hf、Mn-Crの各種絶対年代測定、レーザーアブレージョンによるジルコンU-Pb年代測定、そしてU-Th-Ra放射非平衡年代測定がルーチンとして実施されています。これらの分析技術は、PML設立以来、学問のターゲットに合わせて自ら技術開発を進めてきたものであり、幅広い物質に対応できる柔軟性と極めて精度・確度の高いデータの抽出を可能にしています。